同じ星でも、置かれる宮で読むテーマが変わります。宮は「どの領域の話か」、星は「どう表れやすいか」を考える入口です。
十二宮の早見表
| 宮 | 扱うテーマ |
|---|---|
| 命宮 | 自分の基点 |
| 兄弟宮 | 近い立場の人との関係 |
| 夫妻宮 | 親密な関係とパートナーシップ |
| 子女宮 | 育てることと次の世代 |
| 財帛宮 | 収入・支出と資源の使い方 |
| 疾厄宮 | 心身との向き合い方 |
| 遷移宮 | 外の世界での振る舞い |
| 交友宮 | 仲間・協力と人とのつながり |
| 官禄宮 | 仕事・役割と取り組み方 |
| 田宅宮 | 住まい・蓄積と生活の土台 |
| 福徳宮 | 内面の充足と休み方 |
| 父母宮 | 支える人・教える人との関係 |
命盤では、命宮から十二支を逆にたどる順に、兄弟宮・夫妻宮…と並びます。どの十二支の位置に命宮が来るかは、旧暦の出生月と時辰で決まります。自分の配置は命盤の作成で確かめられます。
使い方
- 宮は「どの領域の話か」、主星は「その領域でどう表れやすいか」を考える入口です。
- 同じ星でも、置かれる宮によって読むテーマが変わります。星の意味は十四主星の一覧へ。
- 主星のない宮もあります。宮のテーマがなくなる意味ではありません。
01 命宮
自分の基点
命盤を読むときの起点です。物事への向き合い方や、自分の軸として意識しやすい性質を主星とともに見ます。十二宮の関係を読む際にも、まず命宮の位置を確かめます。
- 振り返る問い:自分らしく判断できた場面には、どんな共通点があるでしょう。
- 読むときの例:命宮に紫微があれば、まとめる役割や責任への向き合い方を振り返る入口にします。役職や成功をその配置だけで決めません。
02 兄弟宮
近い立場の人との関係
兄弟姉妹や、近い立場の相手との距離感を読む領域です。協力、役割分担、比較したときの反応などを振り返ります。兄弟姉妹の人数を一つの星から確定する使い方はしません。
- 振り返る問い:対等な相手と協力するとき、任せやすいことと難しいことは何ですか。
- 読むときの例:同じ仕事をする仲間との関係を考える場合も、まず相手との実際のやり取りを記録し、星の言葉と照らします。
03 夫妻宮
親密な関係とパートナーシップ
親密な関係に求めること、相手との関わり方を読む宮です。相手の人物像を決めつけるより、自分が安心できる距離や関係の築き方を振り返るために使います。
- 振り返る問い:大切な相手に、言葉にして伝えられていない期待はありますか。
- 読むときの例:夫妻宮の星に変化を示す言葉があっても、それだけで別れや結婚の時期を判断しません。関係をどう育てたいかに問いを戻します。
04 子女宮
育てることと次の世代
子どもや次の世代との関わり、何かを育てる姿勢を読む領域です。教える、見守る、成長を待つといった経験と照らします。出産の可否や子どもの将来を命盤で確定するものではありません。
- 振り返る問い:育てたいものに対して、手を貸すことと見守ることをどう分けていますか。
- 読むときの例:学習を支える場面を振り返るなら、急いで答えを渡した場面と、自分で考える時間を待てた場面を並べてみます。
05 財帛宮
収入・支出と資源の使い方
お金を得ること、使うこと、働きと対価の関係を読む宮です。何に価値を感じるか、資源をどのように扱うかを考えます。実際の収入額や投資成果を星の配置から予測する機能はありません。
- 振り返る問い:お金や時間を使ったあと、納得感が残ったのはどんな選択でしたか。
- 読むときの例:武曲があれば、数字を把握する姿勢や、働きと成果の関係を確認する手がかりにします。具体的な収支は実際の記録で確かめます。
06 疾厄宮
心身との向き合い方
伝統上、身体や心身の傾向を扱う宮です。このガイドでは、休息の取り方や負担への向き合い方を振り返る言葉として扱います。病気の診断、寿命、治療の判断には用いません。
- 振り返る問い:疲れを感じたとき、自分の状態に気づくための合図はありますか。
- 読むときの例:宮の名称に不安を感じたら、言葉の印象と実際の体調を分けてください。体調の判断は、症状や医療の情報に基づいて行います。
07 遷移宮
外の世界での振る舞い
移動先や外の環境、人前での関わり方を読む領域です。慣れた場所を離れたときに表れやすい姿勢を考えます。命宮と向かい合う位置にあり、内側の基点と外での表れ方を比較できます。
- 振り返る問い:慣れない場所に入るとき、自分はまず何を確かめますか。
- 読むときの例:命宮と遷移宮に異なる性質の星があるなら、ひとりのときと人前での行動を比べます。違いを矛盾と決める必要はありません。
08 交友宮
仲間・協力と人とのつながり
友人、仲間、協力者とのつながりを読む宮です。僕役宮・奴僕宮と表記する体系もあります。本ツールでは、現代の読みやすさを考えて「交友宮」に統一しています。
- 振り返る問い:どんな人と一緒にいると、自分の力を無理なく出せますか。
- 読むときの例:関係を広げる力と、関係を長く保つ力を分けて振り返ります。星の名称で、特定の友人を良い・悪いと評価しません。
09 官禄宮
仕事・役割と取り組み方
仕事や社会的な役割、課題に取り組む姿勢を読む領域です。官祿宮・事業宮という表記もあります。職業名を一つに決めるより、どんな役割や進め方が経験に合うかを考えます。
- 振り返る問い:成果が出た仕事では、どの役割を引き受けていましたか。
- 読むときの例:天府があれば、資源や進行を管理する役割を振り返ります。まだ仕事をしていない場合は、学習や共同作業の経験でも考えられます。
10 田宅宮
住まい・蓄積と生活の土台
住まいや生活の拠点、長く保つものを読む宮です。財帛宮が資源の流れを扱うのに対し、田宅宮では積み重ねた土台に目を向けます。不動産の価格や購入時期を算出する機能ではありません。
- 振り返る問い:生活を落ち着かせるために、保っておきたいものは何でしょう。
- 読むときの例:住まいを考えるときは、所有の有無だけでなく、安心できる場所や日々の習慣も振り返る材料になります。
11 福徳宮
内面の充足と休み方
内面の満足、心の持ち方、楽しみや休息を読む領域です。福德宮とも表記されます。外から見える成果と、自分が満たされることを分けて考える手がかりになります。
- 振り返る問い:誰かに評価されなくても、続けたい時間の使い方はありますか。
- 読むときの例:活動の多さだけで充足を決めず、何もしない時間や、好きなことに没頭した時間の感覚も記録してみます。
12 父母宮
支える人・教える人との関係
親や年長者、教えや支援を受ける関係を読む宮です。実際の家族関係は多様なため、命盤の言葉だけで過去を決めつけません。受け取ったものと、自分で選び直したものを振り返ります。
- 振り返る問い:受け継いだ考えの中で、今も大切にしているものは何ですか。
- 読むときの例:親との関係を読む場合も、具体的な出来事を先に記録します。星の解釈に合わない経験も、そのまま残して構いません。