十二運の衰(すい)の意味

更新:2026-10-17

ひとことで:経験を生かし、落ち着いて調整する力。 人の一生にたとえると「ピークを越え、経験と知恵で判断する段階」。成熟、経験、落ち着き、力を内側に収めて使う知恵を表す十二運です。

項目内容
読みすい
段階のたとえピークを越え、経験と知恵で判断する段階
十二運の順番6番目(帝旺 → 衰 → 病)
キーワード成熟・経験・落ち着き・知恵・調整・控えめな強さ

衰の性格

衰は、人の一生でいえば勢いのピークを越え、経験や知恵で物事を判断する段階にたとえられる十二運です。名前から弱い印象を受けやすいですが、悪い意味ではありません。前に出る強さより、経験、調整力、落ち着いた判断、無理をしない知恵を見るときに使います。

強く出るときは、落ち着き、慎重さ、経験から判断する力、周りを見ながら調整する力として読みます。派手さより安定感や信頼感を生みやすい一方、勢いが出にくい、遠慮しやすい、先にリスクを考えすぎる傾向として出る場合もあります。

仕事での表れ方

調整役、まとめ役、経験が生きる専門の仕事など、落ち着いた判断が求められる場面で力を出しやすいと読みます。財星や官星と重なる場合は、堅実な管理や信用の積み上げとして見ます。

恋愛・身近な人との関係

相手の気持ちを先回りして考え、穏やかに支える面が出やすい十二運です。遠慮しすぎて自分の希望を飲み込んでいないか、ときどき言葉にしてみてください。

命式の位置ごとの読み方

十二運は、日主と各柱の地支の組み合わせで出ます。同じ衰でも、どの柱の地支にあるかで、表れる場面が変わります。自分の位置は命式の計算で確かめられます。

位置見る場面衰がある場合
年支家系・若いころの環境家族や若いころの環境の中で、年上の人と過ごしたり、早くから落ち着きを求められた経験を振り返ります。
月支社会・仕事社会生活での落ち着きや、調整役としての力を見ます。
日支本人の内面・身近な人本人の内面に、慎重さや成熟した感覚が出やすいと読みます。
時支後年・次の世代後年にかけて、経験を整理し、生かすテーマとして読みます。

同じ柱の通変星と組み合わせると、「どんな力が、どのくらいの勢いで出やすいか」を考えやすくなります。衰が複数の柱にあっても、個数だけで強さや良し悪しは決めません。

衰になる日干と地支

衰になる地支は、日干によって決まっています。自分の日干の列を見て、命式の地支にその支があれば、その柱の十二運が衰です。

日干甲乙丙丁戊己庚辛壬癸
地支辰丑未辰未辰戌未丑戌

たとえば日干が甲で地支に辰があれば、その柱は衰です。陽の日干は順に、陰の日干は逆に巡り、戊は丙、己は丁と同じ表を使います。全体の表は十二運の早見表にあります。

前後の十二運との違い

十二運は、長生から養までを一つの輪のように巡ります。衰の前は帝旺(力が最も充実し、頂点に立つ段階)、次は病(体力が落ち、内面や感覚に意識が向かう段階)です。

自分に当てはめて考える問い

試してみること:これまでの経験から学んだことを3つ書き出し、いま迷っていることに当てはめてみる。

読むときの注意

衰という名称だけで『衰える』『悪い』と判断しないでください。十二運は象徴的な段階であり、成熟や経験を活かす力として読むことができます。十二運は象徴の名前で、出来事や健康を言い当てるものではありません。

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