このページは、このサイトの出生図の計算機が、どの決まりで計算しているかをまとめたものです。運営者のiPhoneアプリ「天体計算ノート」の計算エンジンをもとにしており、同じ入力なら秒角の単位で同じ結果になります。
基準と対応範囲
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 基準 | iPhone アプリ「天体計算ノート」の計算エンジン |
| 天体暦 | NASA ジェット推進研究所(JPL)の DE442s |
| 対応する生年月日 | 1900年〜2099年 |
| 天体 | 太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星 |
| 星座 | トロピカル方式(春分点を0°とする) |
| ハウス | プラシーダス方式 |
| 入力の扱い | すべてブラウザの中で計算し、サーバーへ送らず、保存もしません |
天体の位置
天体の位置は、地球の中心から見た視位置です。光が届くまでの時間(光行時)と、地球の動きによる見かけのずれ(光行差)を補正し、その日付の真の黄道と真の春分点(章動を含む)を基準にした黄経で表します。占星術ソフトで一般的な「見かけの位置」と同じ考え方です。
ブラウザで素早く計算するため、エンジンの出力を10年ごとの近似式(チェビシェフ多項式)の表に置き換えています。表とエンジンの差は、すべての天体で0.06秒角以下です(1秒角は1°の3600分の1)。表は10年分で約130KBで、生まれた年代の分だけを読み込みます。
時刻の扱い
入力した日時と時差から世界時(UTC)を出し、天体の計算に使う力学時(TT)に直します。
- 1972年以降:うるう秒の表を使います。2027年以降は、新しいうるう秒がないものとして計算します。
- 1960〜1971年:当時の協定世界時の決まり(原子時との差の式)を使います。
- 1900〜1959年:地球の自転の遅れ(ΔT)の推定式(Espenak・Meeus)を使います。
時差は、出生地の一覧から選ぶと、ブラウザのタイムゾーンの情報から自動で入ります(夏時刻を含む)。日本では1948〜1951年に夏時刻(サマータイム)があり、その期間の時差は10時間になります。古い年代の海外の時差は記録によって違うことがあるので、分かっている場合は時差の欄を直してください。
ハウスとアセンダント・MC
恒星時はグリニッジ視恒星時(IAU 2006/2000A)を使い、アセンダントとMCは真の黄道傾斜角で求めます。ハウスの境目はプラシーダス方式で、北緯・南緯66.5°を超える場所では求まらないため、計算できない旨を表示します。出生時刻が分からないときは、ハウス・アセンダント・MCを出しません。
アスペクト
主要な5種類(合0°・セクスタイル60°・スクエア90°・トライン120°・オポジション180°)を、10天体のすべての組み合わせで調べます。オーブは合とオポジションが±8°、スクエアとトラインが±7°、セクスタイルが±5°です。1組の天体に2つが当てはまるときは、オーブの小さい方を表示します。
精度の確かめ方
公開の前に、次の3つを照らし合わせています。
| 照合 | 結果 |
|---|---|
| ブラウザの表 と アプリのエンジン(1900〜2099年) | 天体の差は最大0.06秒角 |
| ハウスの計算 と アプリのエンジン(300件) | ハウスの境目・アセンダント・MCの差は最大0.02秒角 |
| アプリの照合用の10件の出生図(Swiss Ephemeris 2.10.03 で求めた値) | 10件とも許容の範囲内 |
ほかのサイトと結果が違うとき
- 時差:夏時刻や、古い年代の地方時の扱いが違うと、天体の位置もハウスもずれます。結果の下に表示される「世界時」をそろえて比べてください。
- 出生地:このサイトの日本の出生地は都道府県庁の所在地です。市町村まで合わせたいときは、緯度・経度を入力してください。経度が1°違うと、ハウスの境目もおよそ1°動きます。
- ハウスの方式:コッホ方式やイコール方式など、方式が違うとハウスの境目が変わります。
- 月の位置:月は1時間に約0.5°動くため、時刻のわずかな違いで度数が変わります。