宿命天中殺は、自分の命式の中に、もともと天中殺の十二支が入っている配置です。 年や大運で「巡ってくる」天中殺に対して、生まれたときから命式に「ある」天中殺です。家系・仕事・家庭との距離感を確かめる補助の項目として読み、該当するだけで吉凶を決めるものではありません。
何が分かるか
ふつう「天中殺」と言うと、日干支から求めたグループ(子丑天中殺など)が、年・月・大運で巡る時期を指します。これを運命天中殺と呼ぶことがあります。
宿命天中殺は、その天中殺の十二支が、自分の命式の年支・月支・日支のどこかに入っているかを見ます。どの柱に入るかで、確かめる領域が変わります。
| 柱 | 主に確かめる領域 |
|---|---|
| 年支 | 親・家系・目上・育った環境 |
| 月支 | 社会・仕事・所属 |
| 日支 | 家庭・配偶者・日常の居場所 |
必要なもの
このサイトの計算機は、宿命天中殺の判定そのものはまだ表示しません。次の表を使って、命式の結果から自分で確かめてください。算命学 鑑定ノートのアプリでは、命式を出すと自動で表示されます。
種類と見分け方
アプリの標準設定で使っている判定の決まりです。流派によって、名前や判定の仕方が違うことがあります。
| 名前 | 当てはまる条件 | 確かめる項目 |
|---|---|---|
| 生年天中殺 | 日干支の天中殺の二支に、年支が入る | 親や家系、目上との関係が、通常の形に収まりにくい感覚があるか |
| 生月天中殺 | 日干支の天中殺の二支に、月支が入る | 組織や社会の枠にそのまま乗るより、自分の目的で働き方を作る必要を感じるか |
| 生日天中殺 | 年干支から求めた天中殺の二支に、日支が入る | 家庭や近い関係の中で、通常の役割に収まりにくい感覚があるか |
| 宿命二中殺 | 生年天中殺と生月天中殺の両方 | 家系と社会の両方で、自分なりの道を作るテーマがあるか |
| 互換中殺 | 生年天中殺と生日天中殺の両方 | 家系と日常・家庭の間で、役割が入れ替わるような場面があるか |
| 日座中殺 | 日干支が甲戌・乙亥 | 本人の足場や家庭に、通常の枠では説明しにくいテーマがあるか |
| 日居中殺 | 日干支が甲辰・乙巳 | 自分の居場所を自分で作る必要を感じるか |
生日天中殺だけは、日干支ではなく年干支から天中殺を求める点に注意してください。年干支の天中殺も、早見表の同じ表で引けます。
アプリでは、このほかに「全中殺」「同中殺」を参考判定として表示します。定義や扱いの流派差が大きいため、このサイトでは詳しく扱いません。
例で確かめる
- 1988年6月15日生まれ:年干支は戊辰、日干支は辛丑で辰巳天中殺。年支の辰が辰巳に入るので、生年天中殺にあたります。
- 1974年1月15日生まれ:立春前なので年干支は前年の癸丑、月干支は乙丑、日干支は丙辰で子丑天中殺。年支と月支の丑がどちらも子丑に入るので、生年天中殺と生月天中殺が重なる宿命二中殺にあたります。
どちらも、このサイトの命式の自動計算で同じ干支が出ることを確かめています。
読む順番
- まず命式を出し、天中殺グループと、年支・月支・日支を確かめる
- 上の表で、当てはまる項目があるかを見る
- 当てはまる柱について、その領域(家系・仕事・家庭)で実感に近いことがあるかを振り返る
- 年・大運で巡る天中殺(グループのページ、大運天中殺)と分けて考える
自分に当てはめて考える問い
- 家族や所属との距離感に、一般的な形とは違う感覚がありますか?
- 親元・組織・社会の枠から、早く離れた経験はありますか?
- 自分で目的や生き方を決める必要を感じる場面は多いですか?
読むときの注意
宿命天中殺は名前の印象が強い項目ですが、不幸や人生の結果を決めるものではありません。自立の仕方や距離感の作り方を考えるための手がかりとして使います。該当しない場合も、その領域にテーマがないという意味ではありません。十大主星・十二大従星・大運と合わせて、命式全体で読んでください。計算の決まりは計算の方法にまとめています。