五行のバランスを見るときは、まず「どの欄を、どの方法で数えたか」をそろえます。このサイトの計算は、天干・地支・蔵干を別々に数え、重みを付けない合計を表示します。その個数は、命式を読むための材料の一つです。
何がわかるか
命式の中で、木・火・土・金・水のどれがどの欄にいくつ現れるかがわかります。偏りを知ると、日主(日干)を支える五行や、多すぎる五行を考える手がかりになります。ただし、個数だけで日主の強弱や良し悪しは決まりません。
五行と干支の対応
| 五行 | 天干 | 地支 |
|---|---|---|
| 木 | 甲・乙 | 寅・卯 |
| 火 | 丙・丁 | 巳・午 |
| 土 | 戊・己 | 丑・辰・未・戌 |
| 金 | 庚・辛 | 申・酉 |
| 水 | 壬・癸 | 子・亥 |
五行どうしには、木→火→土→金→水→木と生み出す関係(相生)と、木→土→水→火→金→木と抑える関係(相剋)があります。通変星は、この関係を日主との間で見たものです。
3つの欄を分けて数える
- 天干:各柱の上の干を1つずつ数えます。四柱なら4個、時刻不明の三柱なら3個です。
- 地支:各柱の下の支を1つずつ、上の表の分類で数えます。
- 蔵干:各地支に含まれる余気・中気・本気の干を、それぞれ1個として数えます(蔵干の表)。
合計は、この3つの個数の和です。地支とその蔵干の両方を含めるため、「四柱の8文字だけを数える方式」とは合計が違います。ほかのサイトや本と比べるときは、蔵干を含むか、本気だけか、重みを付けるかを確かめてください。
具体例:2000年1月1日12時30分
日本時間・このサイトの標準の計算での命式は、己卯・丙子・戊午・戊午です。
- 天干:己・丙・戊・戊 → 土3、火1
- 地支:卯・子・午・午 → 木1、水1、火2
- 蔵干:卯の乙、子の癸、午の己・丁(午が2つなので2組) → 木1、水1、土2、火2
| 五行 | 天干 | 地支 | 蔵干 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 木 | 0 | 1 | 1 | 2 |
| 火 | 1 | 2 | 2 | 5 |
| 土 | 3 | 0 | 2 | 5 |
| 金 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 水 | 0 | 1 | 1 | 2 |
多い・少ないから、何がわかる?
この例では火と土が多く、金は1つもありません。ただし、それだけで「土が強い」「金を補えばよい」とは結論できません。月支が子(冬)という季節の条件、日主との関係、干どうしの合や冲、蔵干の重みなどは、単純な個数に入っていないためです。
旺衰(日主の強さ)や喜神・忌神を判断するには、採用する流派の読み方をさらに確かめる必要があります。このサイトの計算は、それらの自動判定を行いません。五行が均等なら良い、足りなければ悪い、という採点にも使いません。
出生時刻が不明なら三柱の集計
時刻が不明なときは時柱を数えないため、四柱の結果と直接は比べられません。メモには「三柱・蔵干すべて・重みなし」と残しておくと、時刻がわかったあとで比べられます。
自分の命式で数える
命式の計算の結果にある「五行のバランス」で、合計を棒グラフで、「欄ごとの個数を見る」で天干・地支・蔵干の内訳を確かめられます。